自社で正確な運賃を算出し、運賃チェックおよび請求処理に利用することで、請求書や運賃コスト管理資料作成に費やす時間を大幅に低減することができます。

１．配送コスト管理システムの特徴／機能

配送コスト管理資料作成と請求処理の迅速化により管理業務を効率化

	路線、宅配、チャータ便、航空便、納品代行、路線と宅配の複合による運賃計算に標準対応します。運送会社ごとに運送データ１件あたりの保険料や割引率の設定、また百貨店などへの納品代行に伴う検品料金や縦持ち料金などの付加料金の設定も可能です（オプション機能）。

２．課題と解決策のステップ（例）

STEP1：正確な運賃の計算

■課題

配送コスト管理（運賃管理）が各部門の担当者任せになっており、全ての運賃契約形態を把握できていない。 自社で運賃を算出しているものの、手計算では計算ミスが多く、表計算ソフトで対応しても、契約形態変更時の処理に苦慮している。 受注時に運賃の目安を知りたい。

⇒解決策

現在の運賃契約形態を登録しておくことで担当者以外でも正確な計算を行うことができます。 登録内容に従って正確に計算し、運賃契約形態の変更時も、容易に計算条件の一覧、変更ができるので変更漏れの防止ができます。 地域と重量と個数から、登録してある運送会社による運賃を簡単に試算することができます。

STEP2：運賃照合作業を効率化したい

■課題

運送会社からの運賃請求明細と、自社データとの照合に毎回時間がかかっている。 実績と請求内容の照合作業に時間がかかり、下払い運賃を自社で計算し、運送会社／顧客向け運賃支払いデータを作成したい。

⇒解決策

出力した送り状単位の運賃明細データを利用することで、運送会社からの運賃請求明細データとの照合を正確・迅速に行うことができます。 一時保管ロケーション設定と、出荷作業バッチの別枠化で対応できます。

STEP3：コスト管理資料を迅速に作成したい

■課題

部門別、または商品群別に配送コスト（運賃）を管理したいが、混載運賃等の振分資料作成に時間がかかり困っている。

⇒解決策

入出力インターフェイス・オプション機能により、部門別や商品群別の積載情報を付加することで、混載時における運賃分割（重量建て、個建てによる配分）ができる。