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| 1.基本となる物流仕様の確認 |
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将来の物流仕様の設定にあたり、まず次の面から現状の物流業務の分析を開始する。
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| (1) 拠点 |
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拠点立地の見直しを含めて検討する場合、まず調達物流と販売物流における輸配送コストの面からおおまかな拠点立地の候補地を設定する。輸入比率が高い企業の場合は、輸入コンテナのドレイジ費用等も考慮する必要がある。あわせて調達物流、販売物流におけるリードタイムについても現状レベルを維持する必要がある。
次に考慮する点としては、庫内業務を実施する上でのパート従業員の募集のしやすさや通勤の利便性も重要である。また、拠点の周辺環境として、夜間の荷役作業や早朝のトラックのエンジン音に対する苦情等を未然に防止するため、住宅地域からある程度離れていることも必要である。望ましくは、近隣に営業倉庫が多く拡張性があるとなお良い。
弊社では、販売物流における輸配送コスト分析時、自社開発の「運賃シミュレーションシステム」を使用し、リードタイム等の制約条件を含めた利用運送(宅配便、路線便による輸配送)における輸配送コスト分析を実施している。
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| (2) 構内 |
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構内の業務分析を実施する時には、入荷・入庫、保管、出庫・出荷にいたるまでの一連の業務の流れをまず確認する。企業の物流特性については、業務担当者や責任者に対し一定の質問書式にもとづき、直感的にとらえている事項やデータとして存在しないような事項(一日の入出荷状況、作業上の問題点等)についてヒアリングを実施する。データ分析の際には、一定期間の入荷、出荷、在庫データを入手しABC分析等を実施する。また物流センター内で使用しているピッキングリストや荷札ラベル等の帳票サンプルを取り寄せてヒアリングした作業内容の確認や帳票自体の作業性を確認する。構内の実際の作業状況、保管状況をデジタルカメラ等で記録しておくことも、後ほど資料を作成時、作業イメージを持つために有用である。
検討すべき内容としては、 受注処理、 構内作業方法、 事務処理 についての作業方法の効率化や、さらに、 保管エリアレイアウト、 ピッキングエリアレイアウト について検討することが必要である。
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| (3) 輸配送 |
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輸配送の分析を実施する時には、まず輸送モード別に大きく、 宅配便、 路線便、 チャータ車、 ルート配送車 の4つに分けて、配送エリア、出荷ロット分布等の特性分析を行う。また納品時のサービス内容や商品取り扱いに対する注意点(時間指定、納品部署指定、免震パレットの使用等)も合わせて確認する。
データ分析時は、一定期間の運送送り状データ(出荷日、納品先、個口数、重量等)による分析を実施する。分析結果については、地図等を活用し、ビジュアルに作成することも重要である。
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| (4)在庫 |
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在庫量の分析を実施する時には、 事業部(会社、販売チャネル、組織等)、 商品カテゴリ、 販促物、 包装資材 の4つに分けて、商品アイテム別、商品取り扱い単位別(ケース単位、パレット単位、中箱単位、ピース単位等)在庫量の分析を行う。
このとき重要な点は、物流センターにおける取り扱い単位で分析することであり、ケース単位やパレット単位での在庫把握により、前記(2)構内のレイアウト資料作成時の基礎データとして活用できる。
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| (5)物流コスト |
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物流コストは、 人件費、 配送費、 保管費、 情報処理費、 物流管理費 の5つに分類される。それぞれの費目について、財務諸表や支払い費用、請求費用から集計し、企業の売り上げに対する物流コストの比率を求め、公開されている同業他社の平均値と比較し、自社の物流費比率がどの位置にあるのかを確認することが重要である。また次のステップとしては、作業別のコストを把握する、いわゆるABCによるコスト把握も必要である。
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| (6)情報システム |
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情報システムの分析を実施する時には、 受注システム、 在庫管理システム、 出荷支援システム(マテハン系システムを含む)、 輸配送管理システム、 管理システム(コスト管理、保管容量管理、人員管理等) に分けて、各システムの導入状況や機能を確認する。確認ポイントとしては、各システム間の連携状況、物流関連マスターの項目の有無(商品ケースサイズ、入り数、パレット積載ケース数等)、管理者向けデータのサポート状況(データダウンロード機能等)、改善要望に対するシステム改訂状況などがあげられる。
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