下記内容は、OTC業界の流通経路を簡略的に図式化したものです。特徴としては、卸の再編やドラッグストアの台頭、更には薬事法緩和によってコンビニの業界参入が予想される事など、今後も流通の変化が続くことが予想されます。
以下は、OTC業界における問題点・要望事項を弊社独自にまとめたものです。
ロット管理だけではなく、シリアルナンバー単位での管理が求められるが、厳密には対応出来ていない。また、その履歴の抽出に相当の工数が掛かっている。
卸によっては大量に返品をしてくる業者もいるので、検収、仕分け作業に多大な負荷が掛かっている。
在庫が増えたので外部倉庫に保管を委託したいが、卸売一般販売業許可と薬剤師が外部倉庫にも必要となるので簡単には外部委託できない。
顧客への物流サービスの一層の向上
および企業の社会的責任(CSR)の向上への対応
シリアルナンバー管理(入荷管理、在庫管理、出荷管理)が可能なシステムを導入したい。また、将来的にベテランに頼ることを無くすために、出来るだけ業務を効率化、標準化したい。
返品物流業務の簡素化を実施したい。また、返品に対応した仕組みがあれば導入したい。
製造業(包装・表示・保管)、卸売一般販売業、および薬剤師を独自に準備できる物流業者を見つけたい。若しくは、当該許可を申請できる物件を見つけたい。
以下、これまで弊社が実際に実施してきた3PLサービスを列挙します。
◆シリアルナンバー管理が可能な仕組みを導入
ロット管理に加え、シリアルナンバー管理が可能な仕組み(管理システム)を導入。この仕組みは、入荷から出荷・配送に至るまで、どの商品(ロット、シリアルナンバー)がどういった経路で、どのように届けられたかを一元的に管理することが可能で、過去の実績を閲覧することが容易にできる。
◆返品検収システムを導入
弊社が独自で開発した返品検収システムを導入することで、どんな作業者でも比較的短時間で返品検収業務に携わることが可能となる。商品バーコードの読み取りとロットの手入力を行うだけで、過去の出荷情報に対して返品商品のロット照合を行うことができ、良品、不良品の判定を音声で応答する仕組みとなっている。
◆薬事許可取得倉庫の提案
弊社独自に薬剤師を置くことで、医薬品製造業許可/卸売一般販売業の取得が実施可能。
弊社倉庫にて、荷主様の名義で医薬品製造業を取得することも可能。検査室の構築や出荷判定前商品のストック場所の検討など、様々な要望に対応。
◆在庫管理システムの導入/既存システムとの連携
弊社独自の在庫管理システムと、既存の受発注システムとのデータ連携が可能。基本的な在庫管理はもとより、受注に対する不足分商品の補充指図や、什器類の貸し出し管理も可能。
以下、弊社3PLサービス導入による効果を抜粋しています。
◆製品トレースの強化と責任所在の明確化
これまでは送り状の控えや出荷シリアルナンバーの記録などを辿って、商品の出所をつぶさに調べる必要があり、相当の工数が掛かっていたが、履歴検索が可能なシステムを導入したので、事務工数が大幅に削減できた。
何らかの不具合が発生した場合、どの製造ラインから出てきて何番目に作られたものかまでトレース可能になったので、工場や仕入先など、原因や責任の所在を明確化することができた。
◆返品検収の作業負荷軽減と処理能力向上
返品検収業務で長年培ってきた運用をベースとしたシステムを導入することによって、経験を問わず作業員を短時間で戦力化することが可能になる。また、全体のスピードアップにもつながる。
◆物流業務が外部委託可能に
業許可の関係上、物流に関わる大部分を自社で運営しなければならなかったが、業許可と薬剤師を持つ倉庫が適応できるのでアウトソースすることができる。
外部委託するにあたり、本社と物流業者で薬剤師を共有することができる。
◆企業の社会的責任(CSR)の向上に寄与
在庫管理システムの導入によって、製品トレースを確実・迅速に行うことが可能となり、企業としての社会的責任に対する寄与ができる。